香港、2年後にスイス超え 世界最大の富裕層向け資産管理拠点に

26日付の香港紙・明報などによると、英金融大手HSBCホールディングスのマーク・タッカー会長は25日、香港で開いた自社イベントで、香港が2年後にスイスを超え、富裕層向け資産管理・運用を担う世界最大のウェルスマネジメントセンターになるとの見方を示しました。
タッカー氏は開幕式で「中国本土で市場開放の機運が高まっている中、香港は本土やアジア、世界の他の地域を結ぶ「スーパーコネクター」として重要な役割を発揮していける」と強調。資本市場回復の恩恵も受けるとしつつ、「27~28年には香港がスイスを超え、世界トップのウェルスマネジメントセンターになると見ている」と語りました。
また、米国による対中制裁を念頭に「貿易関係の変動が従来の経済力に変化をもたらしたが、脱グローバル化を意味するのではなく、グローバル化の大規模な再編であり、至る所でチャンスが生まれている」とも言及。その上で、アジアと中東地域の経済的な結び付きが強化されれば、中国が新興投資と貿易ルートの中心拠点になると予想しました。
同イベントへ李家超行政長官に代わり出席した陳国基政務官は「世界的な逆境にもかかわらず、香港経済は回復力を示している」とした上で、3月中旬に香港株が3年超ぶりの高水準となったことなどに触れ、「投資家の自信がまさに戻りつつある」と語りました。