上海視察を終えて

先日、お客様である「香港日本物流グループ有限公司」の上海子会社視察に行って参りました。上海は半袖でちょうどいい夏日。お天気にも恵まれ充実の現地調査を行うことができました。
同社は日本では関東圏を中心に通関、配送、保管業を展開しており、子会社「上海ロジステックコーポレーション」は保税区である外高橋に広大な倉庫を保有しています。
その広さはなんと59,000㎡と、土地の広い上海ならではの規模です。


また倉庫は最新鋭の設備を搭載し、万が一の停電に備え2つの電力会社と提携。それに加え2社とも停電になった最悪の状況には、特別な発電システムを備えているそうです。
トランプ関税の影響により、倉庫を利用する物流会社から賃料を20%引き下げるよう求められたとのことで、激化する貿易戦争の一端を垣間見る機会となりました。
別の日には、高さ632メートル、126階建ての「Top of Shanghai展望台」に行きました。1枚目の写真に写っている景色には本当に圧倒されましたが、驚いたのは眺めだけではありません。展望台に設置されている望遠鏡でさえ、現金が使えず、利用にはAli payかWeChat Payが必要でした。

反対に現金が必要だった唯一の場所は市街地の中心地・静安寺。参拝者たちは、お堂前の塔の穴を目がけて小銭を投げ入れており、私も試してみたところ、なかなか興味深い体験となりました。
香港も活気ある街ですが、国際都市・上海のスケールの大きさ、テクノロジーの発展ぶりを体感することができた今回の上海視察。改めて香港日本物流の皆様、ありがとうございました!
