香港に展開する中国・海外企業数、過去最高に

本日発表されたニュースによりますと、ポール・チャン財政長官は、政府は引き続き金融市場改革を推進し、大湾区の統合的発展を促進し、より大きなビジネスチャンスを創出すると述べました。

さてこの大湾区、グレーターベイエリアとも言われ、香港(港)・マカオ(澳)・広東省(粤)珠江デルタの9都市(広州、深圳、東莞、恵州、仏山、江門、中山、珠海、肇慶を含む)を統合した地域のことを指します。

同区は全中国面積の1%に満たないながらも、GDP(国民総生産)は全国の10%をも占めるエリアで、中国で最も強い経済力を持つ地域の1つとされています。現在政府は、上記のように金融を含め、テクノロジー、交通インフラ開発など7大計画を掲げ推し進めています。

香港観光局HPから抜粋

◾️政府が発表している7大計画

  1. 国際的なイノベーションとテクノロジーハブの開発
  2. インフラ同士の連携促進
  3. 世界的競争力のある現代産業システムの構築
  4. 生態系の保全推進
  5. 生活、仕事、旅行の質を向上させる生活圏の開発
  6. 一帯一路イニシアチブの協力強化と共同参画
  7. 広東・マカオ協力プラットフォームの共同開発

同氏はまた、香港に駐在する本土および海外企業の数が今年過去最高に達しており、関連する数字は後日発表されると述べました。ここ数年間で資本の提供など、日系企業含む海外企業の誘致に力を入れた結果が形になってきたようです。このように法制度が整い、フリーポートである香港という利点を生かし、今後も進出企業数は伸びていく見込みとなっています。

ニュースソース

https://news.now.com/home/finance/player?newsId=586208