越境決済ますます便利に〜本土でFPS開始

中国や香港でキャッシュレスが常態化している中、WeChat PayやAlipayなどいくつかの電子マネーが有名ですが、この度金融管理局によって、今年中には香港の即時決済システムFPSが本土で利用可能になるとの声明が発表されました。
越境FPS(Faster Payment System)は香港域内同様に、受取人の携帯番号またはアカウントIDの入力すれば即時決済が可能。時間や限度額の制限なく利用できるという点で画期的なイベントになるでしょう。
本土への送金は現在、銀行窓口やオンライン決済システムを介して行なっていましたが、FPSを利用すれば、ダイレクトで送金主と受取人の銀行口座間のやり取りが可能となります。
また、銀行の企業に対する人民元建て融資を支援する新スキームも開始。金融管理局が銀行に1カ月、3カ月、6カ月の人民元融資金を貸し出すもので、限度額は1,000億元を想定しているようです。
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