Uberに統合~HK Taxiアプリ停止
香港に住む人々にとってタクシーは大事な移動ツール。特に行き先を流ちょうな言葉で伝えることが難しい日本人にとって、事前に目的地を入力し、配車を依頼できるアプリは、生活に必須アイテムと言えます。
香港人のスマホにダウンロードされている絶対的アプリといえば、「HK Taxi」。2013年にサービスを開始し、目的地に到着後、現金、クレジットカード、オクトパスなどの電子マネーで支払いができる点が特徴です。
2021年に米大手「Uber」がHK Taxiを買収し、近年ではUber内でもメータータクシー(HK Taxi)を利用すると割引が利用できるなどの特典が用意されていました。HK Taxiに登録するタクシー運転手は7万人を超えるといいます。
発表ではアプリサービスが3月末で営業終了し、今後はUberに統一されるとのこと。HK Taxiアプリは承諾前に、顧客の目的地がわかるシステムだったため、運転手にとっては効率よく走行を行えたという利点があり、今回の停止のニュースでは業界からの嘆きが多数聞えてきます。
香港ではUberの独占状態とも言える配車サービスですが、ハイヤー免許を持っていない自家用車も多く、今後は免許制で管理する方針が取られる見通しです。