【香港ローカル ニュース Vol. 26】

経営逼迫のキャセイパシフィック、無給の休暇を従業員に奨励 

香港英字日刊紙『サウスチャイナモーニングポスト』は消息筋からの情報として、キャセイパシフィックの会社全体の人事考課の作業が間もなく終了する時期に来ており、香港での半年以上に渡る反政府抗議活動に直面したこと、また中国大陸のクライアントからのボイコットから財務への影響が生じていることから、キャセイは従業員に対して無給の休暇を取るよう勧める準備に入っていると伝えている。

この報道によると、今回の措置は自己申請的なもので、従業員の一部に1ヶ月の無給休暇を勧めるもの。初回の対象従業員には、キャセイ空港とドラゴンエアのパイロットも含んでおり、今回の措置の理由の一部として、人事関連の申請が引き続き安定するように対処するものであり、同社が財政規律を強めることで予想売上の不足という局面に応ずるものとしている。キャセイは、同時にこれから一年間のフライト計画を減らす方針。

キャセイのスポークスマンによれば、同社の2万7千人の従業員のいずれかに無給休暇を強制する意図はなく、キャセイパシフィックドラゴンエアのキャビンクルーには既存で志願制の「ライフスタイル・ロスターズ(出勤スケジュール)」という名簿があり、この名簿から申請をすると、キャビンクルーがバランスよくメリットのある生活様式を保つことが出来ると同時に、クルー自らの選択でキャリアアップを図れるように算段しているとのこと。

出典:

https://news.now.com/home/finance/player?newsId=376529

2020年1月13日 08:53 付け配信の【Now新聞台】が信報HK Economic Journalの経済記事を転載報道する記事から