【香港ローカル ニュース Vol. 65】

▶︎バーは制限緩和の恩恵を受けられず業界の5分の1はこのまま廃業か

(2021年2月16日)

【Now新聞台(NOWニュースチャンネル)】政府は旧暦新年の第七日=2月18日木曜日から飲食店の店内飲食制限を緩和するが、バーはまだ営業復活を認められず、業界人の予測によると5分の1が既に廃業しているという。

バーテンダー協会が先週50数名の会員を訪問したところ、まだ雇用中である回答者のうち、8割近くの人が無給の休みを取らされており、一部の人々はその他の仕事に配置換えされていた。

バーは新型コロナ感染拡大以来、営業停止して180日を超えており、「業界は5分の1が既に廃業しており、なおかつ感染拡大第四波はバーと無関係で、なぜまだ営業回復させてもらえないのか理由がわからない」と指摘している。

バーテンダー協会の秘書 陳小萍は言う:「私たちは飲食業界の中で僅かな部分に過ぎませんが、誰もが自分の家庭がありますし、ご飯も食べないわけには行きません。続々閉店する動きが始まっていますし、業種変更している経営者もいます。皆さんがビデオで見るようにバーとしてはやっていけません。何をすればいいかと思いますか?わたしのところは正月用の花飾りを扱っています」

ニュースソース:NOW新聞台〔ケーブルテレビNOWニュースチャンネル〕

https://news.now.com/home/local/player?newsId=424168

▶︎新年七日目から飲食店営業の晩の店内が10時まで緩和に ジム・美容院・映画館なども室内設備も再開

(2021年2月10日 18:06)

【NOWニュースチャンネル】政府は旧暦新年初七=2月18日から条件つきでウイルス感染予防策を緩和していき、飲食店の晩の店内飲食が、各テーブル同時着席最高人数が現在の2人から4人へ、またフィットネスセンター・美容院・マッサージ店・映画館・テーマパークなどが営業開始可能となる。

飲食店での夜の飲食が禁止になって2ヶ月が過ぎてから、政府は旧暦の初七=2月18日から夜の飲食店内の食事が午後10時まで延長になるほか、各テーブルの最高着席人数が2人から4人にまで緩和される。現在閉鎖中の場所でも一部は、18日から営業回復できる。これには室内室外の体育設備、フィットネスセンター、美容院、マッサージ店、劇場、テーマパークなどが含まれる。食物・衛生局の局長陳肇始の弁によると、飲食店やその他の施設の責任者は、被雇用者全員に14日ごとのPCR検査を受けさせ、また店から顧客に香港政府開発の「安心出行LeaveHomeSafe」アプリのQRコードをスキャンするよう求めるか、個人情報を登録するかしなくてはならない。これをしないと、営業停止の罰則となる。

陳肇始は「言い方を変えれば、18日からの営業・業務再開を目指す、あるいは飲食店が夜の店内飲食を復活させるつもりなら、その施設の責任者は被雇用者すべてに2月11日から15日までのあいだに第一回の検査を受けさせ、その後14日ごとに再検査させなければなりません。被雇用者はコミュニティーセンターの検査場所で検査を受けることを選ぶ事も可能で、最初の三ヶ月はコミュニティーセンターでの被雇用者の検査を無料で提供します。施設責任者は、顧客に対して、最初の三ヶ月間、入店または入場する場所へ入る前に『安心出行LeaveHomeSafe』モバイルアプリを使って個人の移動トラッキングを記録、あるいは個人情報を登録するよう求めなくてはなりません」。

ニュースソース:NOW新聞台〔ケーブルテレビNOWニュースチャンネル〕

https://news.now.com/home/local/player?newsId=423686

▶︎新規住宅物件この8年来で最も活発 4日間の休日で32戸が売約済み 成約件数は倍増

■華懋チャイナケム(デベロッパー)の觀塘Kwun Tong“安峯Mount Anderson” は、九龍と新界の境界にあたる大上托(山)の西南中腹の採石場跡を再開発して建設中の住宅ビル群。4つのビルを3期に分けて建設が進んでいる。施工全体の世帯数は344戸。今回、発売開始は20日から始まり、当日だけの仮受前金だけでも100枚を超える小切手が集まるだろうと言われる。

https://www.developer-project.com/mountanderson?gclid=Cj0KCQiA962BBhCzARIsAIpWEL1-3N1cTPBpXNqc-WJAZwMq1UlkIeJvDvESY2USqPb2gjFkBtySvS4aAq4-EALw_wcB

■安峯 Mount Anderson 見取り図

【Apple Daily記者より】先月の住宅物件市場の盛況を受けて、過去数日間の旧暦新年の休日中も、新規物件の市場にはまだブロックの新規物件の発売はないので、デベロッパーはブロックの商品ではなく個別の物件を主に売りを出しているが、四日連続の新年休日のマーケットは「ぐんぐん伸びる牛の気運」を表して、32戸に買い手が付いた。去年同期14件に比べると二倍強であり、この8年来最盛況だった。

市場のニュースをまとめると、新春の期間中19件の住宅物件が売り出しを開始し、合計で少なくとも32件が成約した。これは去年鼠年の四日間連続休日の14件の成約に比べると二倍の伸び、8年来で最高値。資料によると、2013年蛇年の新年休日中には新地(新鴻基地產發展有限公司,香港取引所コード016)元朗譽88 Residence 88の発売開始で弾みが付き、新規住宅物件の成約件数は急増して151件に達した。2014年から2020年までの新春休日期間は、新規住宅物件成約件数が低めとなり20件のレベルだった。その内3年は一桁代の成約数に過ぎず、2019年が最低で、わずか3件のみだった。2017年・2018年はいずれも7件のみに留まった。

恒地(012)は新春休日期間にひとり勝ち

住宅物件取り扱い年中無休で臨んだ恒地(012) [恒基兆業地產(ヘンダーソン)Henderson Land Development Co., Ltd.](香港上場コード012)は今年の新年休日期間にトップの売り上げをたたき出し、9戸の成約を勝ち取り、現金収入額およそ5,700万香港ドル(約7億4,000万円)を手にした。取引全体の3割を占める。この中で新春購入特典の付いた元朗尚悦・嶺(新界元朗Yuen Long “The Reach”; 全12棟、1340戸)、および鰂魚涌君譽峰(香港島東 鰂魚涌Quarry Bay, “Novum Point”)で、それぞれ5戸・3戸が成約している。大角嘴利奧坊(九龍半島西南、大角嘴 Tai Kok Tsui “Square Mile” 第一期利奧坊·曉岸Eltanin-Square Mile, 第二期利奧坊·凱岸Cetus-Square Mile, 第三期利奧坊·曦岸Aquila-Square Mile)の内、曦岸Aquilaで新年休日中に急遽13戸が追加で売りに出され、1戸が成約した。

■馬鞍山Ma On Shan [新界北東]地下鉄最寄り烏溪沙の物件Silversands

信置(083)[信和置業有限公司 Sino Land (香港上場コード00083)]の馬鞍山Silversandsでは昨日一件の売り物件が出た。5A棟の地階E室の特色ある部屋で、実用面積265平方インチ[およそ7.5坪]のワンルーム、これに103平方インチのバルコニーがついて、成約額641万香港ドル[およそ8,800万円]、平方インチ単価は24,007香港ドル[およそ33万円]。
同グループの觀塘凱滙 [Kwun Tong九龍半島東寄り] Grand Centralでは、旧暦正月休みのラスト1日で2つの物件に買い手がつき、現金額はおよそ2,800万香港ドル[およそ3億8,000万円0943]。

このほか、チャイナケムグループの華懋觀塘安峯Kwun Tong Mount Andersonが以前から案内をしている最初のロット68軒の価格は実用面積平均単価が20,363香港ドル[約28万円]となっており、新年初九 金曜日20日に発売開始されれば、前金の小切手が数百枚は集まるものと言われている。

■Quarry Bay~North Pointエリアに立つ鰂魚涌君譽峰Novum Pointは新春優待価格を繰り出し、四日間の連休中に3件に買い手が付いた。

嘉華はまもなく嘉林邊道のマンションを発売


嘉華國際(K.Wah International Group嘉華國際集團有限公司(証券取引所コード:00173)の溫偉明氏の話すところによると、グループで今年は複数の斬新なプロジェクト商品を市場に送る予定で、5,500戸を提供し、単独投資物件九龍嘉林邊道2號(2 Grampian Road)のマンションプロジェクトが第一から第二シーズンにかけて建設済み住宅物件として発売する。五つのビル群となり、各戸の面積は4000平方フィート[112坪]を超える。

今年中で、更に3つの1,000世帯を超える大型新規物件が発売予定であり、これには西南九龍Grand Victoriaを第1四半期に、第一期は524戸を提供する。二つのMTR共同開発プロジェクトは今年後半には打ち出される予定で、これには將軍澳日出康城 (新界東端Tseung Kwan O, LOHAS Park) 第11期および元朗錦上路站(Yuen Long, Kam Sheung Road 駅)第1期,それぞれ1,880戸、2,200戸を提供する。

住宅物件仲介大手の中原Centalineの陳永傑の言葉によると、「旧暦新年は伝統的に住宅物件の取引は僅かしかないのだが、今年は新型コロナのロックダウンの状況で、香港人は海外旅行にも出られずローカルで年越しの消費をしていることから、物件内見や成約を盛り上げる気運が起きて、中古物件も十大マンションにだけ集中するのでなく、ひとつ下のランク、二つ下のランク住宅物件にも動きが及んでいる」と言う。

ファーストハンドの市場も同様に賑わっており、旧暦新年連休中には30件の成約があった。買い手は投資市場に対して積極的であり、新年休み明けにも小春日和と言った好景気が続くと予想される。同氏は、「ワクチンの最初のロットが3月にも接種可能になるということに続き、米中関係の張り詰めた度合いも下がってくれば、最悪の時は過ぎたと言えるだろう」と信じており、牛年を迎えて大きく息を吹き返せば、今年の住宅価格は10%以上の伸び幅を記録することになると予想され、第3四半期までにはCCL(中原城市領先指數、英文:Centa-City Leading Index 中原不動産と香港理工大学ビジネススクールが合同で毎週発表している中古個人用住宅物件市場の価格変動を示す指標。1997年7月の不動産バブルピーク時を100ポイントとして、それ以後香港の市況は下げ傾向に入ったが、2012年に元の水準に戻った )も190ポイントを超える市場最高値を出すだろうと予想されている。

ニュースソース: Apple Daily 2021/02/16

https://hk.appledaily.com/finance/20210216/WFMSONU3KBB2HCV4CNAI2HOXEA/?fbclid=IwAR0EO8flDGiQqMfogbji3SIq_Uy8Dvug73bTqMBtVv_zyTBtMdC4FCdBxUA