【香港ローカル ニュース Vol. 171】

Google、香港のスマートデジタルシティ開発を支援する人材を育成

近年、香港のデジタル発展を積極的に推進しているGoogleですが、Google香港のセールス&オペレーション担当ゼネラルマネージャーである余名德氏はインタビューの中で、「Google香港は今年、香港の経済、教育、デジタルエコシステム開発の促進など、3つの主要な発展分野に注力する」と語りました。 また、「香港における同社の中核的な使命は、香港のデジタル進歩を推進することであり、2017年から『Smarter Digital City』年次調査報告書を発行し、毎年関連テーマを更新して、市場全体が協力して香港のスマートデジタルシティの発展を加速させるよう促していく予定だ」と述べました。

余氏は、「今年第1四半期の香港のGDPは、前年同期比2.7%増でした。経済の成長が再開したことは心強いことであり、今後、より速い成長が見られると信じています。一方、Google香港にとっては、企業がデジタルの活用方法を理解し、ビジネスを成長させることを目的としています。Google委託先のアルファベータ社が発行したレポートによると、香港はデジタル技術をフル活用すれば、2023年までに年間3,870億香港ドル(500億米ドル)の経済価値を生み出す可能性がある」といいます。(1香港ドル=約17.8円 ※2023/6/2現在)

また、香港の企業活動や人材は極めて回復力が高いと考え、過去に流行期でも将来のビジネス展開に備え、未来やデジタル技術に投資しているビジネスリーダーに話を聞き、今年の香港の未来について楽観視しています。

サイバーセキュリティの専門家を育成する新しい資格

「教育やエコシステム構築の面では、Google香港はさまざまなステークホルダーをつなげたいと考えている」とユー氏は述べています。 例えば、4月に開始した最新の「Google Career Certificates智慧數碼人才計劃2023」では、香港のデジタル人材をより多く育成するため、パートナーを増やし、「Advanced Data Analytics Certificate」「Business Intelligence Certificate」といった2つの新しい専門トレーニングコースが加わる予定です。

また、Economist Impactのレポートによると、回答者の64.9%がサイバーセキュリティを「必須」の高度なデジタルスキルの1つと認識していることから、市場の需要に応えるため、今月初めにGoogle Cybersecurityの認定証を発行しました。

人工知能は最近市場で話題になっており、GoogleのCEOであるSundar Pichai氏は、5月10日に米国で開催された年次開発者会議で、同社のAIに関する開発状況を紹介しました。 同氏は、「過去7年間、GoogleはAIの開発を優先し、AI技術を自社製品に適用してきたが、現在は、AIを社会に良い影響を与えるというコミットメントを維持しながら、大胆かつ責任ある方法ですべての主力製品を刷新するジェネレーティブAIの開発で次のステップに進む」と述べました。

ニュースソース:

https://news.mingpao.com/pns/%e7%b6%93%e6%bf%9f/article/20230529/s00004/1685293889814/google%e5%9f%b9%e8%82%b2%e4%ba%ba%e6%89%8d-%e5%8a%a9%e6%b8%af%e6%8b%93%e6%99%ba%e6%85%a7%e6%95%b8%e7%a2%bc%e5%9f%8e%e5%b8%82