年初に止まりがちな日本、動く香港

新年あけましておめでとうございます。
2026年最初の投稿となります。

日本では年末年始は長めの休暇を取り、
「仕事は1月後半から本格始動」という感覚の方も多いかと思います。

一方で、香港の年明けは少し様子が異なります。

香港の年始は、実はとても短い

香港の祝日は、日本ほど年始に集中していません。
元日(1月1日)が祝日となる程度で、
1月2日からは多くの企業が通常運転に戻ります。

銀行、会計事務所、政府関連の手続きも、
年明け早々に動き始めるのが香港の特徴です。

街全体が一気に活気づくというよりは、
「静かに、でも確実に動いている」
そんな年始の空気感があります。

日本との“感覚のズレ”が起きやすい時期

この時期、日本側では

  • 担当者がまだ休暇中
  • 社内稟議が止まっている
  • 年始の挨拶が一段落していない

といった状況が続くことも珍しくありません。

その一方で香港側では、

  • 書類の提出期限が通常どおり進む
  • 会計・税務の確認が始まる
  • 取引先からの連絡が入り始める

というケースも多く見られます。

この年始特有のスピード差を知らないと、
「思ったより話が進んでいる」
「もう動いていたのか」
と感じる場面が出てきます。

年明けから動き出す香港の実務

特に注意したいのは、次のような実務です。

  • 会計・税務関連の年間スケジュール確認
  • 銀行対応や署名関連の手続き
  • 人事・給与・MPF関連の年初整理

これらは「旧正月前にある程度整えておきたい」
という意識が香港では比較的強く、
年始から準備が始まることも少なくありません。

年が変わったからといって、
すべてが一度止まるわけではない、
という点は押さえておきたいポイントです。

年の始まりこそ、前提をそろえる

年初は、1年のリズムを整える大切な時期です。
日本と香港では、祝日や働き方の前提が異なるため、
「同じ感覚で進められる」と思っていると、
小さなズレが積み重なりやすくなります。

年の始まりにこそ、

  • スケジュール感の共有
  • 実務の進め方の確認
  • 優先順位のすり合わせ

を行っておくことで、
その後のやり取りがスムーズになります。

おわりに

香港の年明けは派手さはありませんが、
静かに、確実に、新しい一年が動き始めています。

2026年も、
現地の実務感覚を大切にしながら、
分かりやすい情報発信を続けてまいります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。