【香港ローカル ニュース Vol. 15】

<香港島東部の西灣河Sai Wan Ho(生鮮食品の公設市場や公民館もある住宅地)で警官が実弾発砲、少なくとも一人が負傷>

香港の混沌は、収まるどころか激しさを増し、民主派(黄色)と親中派(青色)だけでなく、警察が加わり、もはや平和的なデモではなくなってしまっている。ネットやSNSでは、CIAが裏で動いているという事で3人の画像が公開されていたり、デモに行く前の学生が大麻を吸い暴徒としてデモで暴れている動画がアップされていたり、民主派が自分たちの通貨を発行してデモ参加者に支払いをしている等の様々な情報が入り乱れている。

民主派(黄色)と警察の衝突は、これまで週末が中心だったが、今週は週が明けた月曜日と火曜日も衝突が続き、多くの市民に影響を及ぼしている。

出典:【Now新聞台】有線テレビNOWTVのニュースチャンネルから

西灣河有警員開實彈槍,有人受傷。

香港島東部の西灣河Sai Wan Ho(生鮮食品の公設市場や公民館もある住宅地)で警官が実弾発砲。

少なくとも一人が負傷 

https://news.now.com/home/local/player?newsId=369434

有線電視Cable TV の動画:【至近距離での実弾発砲の画像が含まれています。閲覧注意】

ネットメディアで既に公開されているように、昨日11月11日の朝7時頃、西灣河(Sai Wan Ho)にある太安街 (Tai On Street)で、前日から抗議活動参加者が発泡スチロールの箱などを運び込んで、十字路に障害物を築いていた。その後、数名の武装警官が現場に駆けつけ、一人を拘束した。警官は拳銃を携帯しており、白シャツの男性一人を抱え込み、もう一人の黒シャツの男性が近づいて来たときに発砲し、その男性に命中した模様。

目撃者によると、現場では前後に3回銃声が鳴り、2人の負傷者が地面に倒れた。そのうちの1人は脇に出血の跡があった。その直後に暴徒制圧警察隊(防暴警員。カーキ色の武装警官、香港人の間の俗称「速龍」[ヴェロキサウルスの中国語名])が駆け付けて2人の男性の拘束に加わった。

事件後、多数の警官が十字路を封鎖して調査にあたった。

実弾を浴びた21歳の男性は右肝臓・右腎臓に傷を負い重体。発砲した警官は交通巡査であると伝えられている。

香港政府行政長官のキャリーラムは、早朝の発砲事件について、警官が発砲に及んだ行為について慎重さが欠けていると警察への不満を表した。