香港マーケットの優位性① 自由貿易港

普段日本や香港、タイやシンガポールなどを往来しながらビジネス講演会に講師としてお招きいただくことが多い私から、改めて香港マーケットの優位性について何回かに分けて、自身の経験を交えながらご紹介します。

香港というロケーション

ご存じの通り、香港は中国や東南アジアに一番近い国際金融都市。貿易協定を中国&ASEANともに結んでいるのでゲートウェイとしての役割を持つ。アジア最大級の規模を誇る香港国際空港では、220のエアラインが乗り入れ、一カ月約500万人(2024年8月)が利用するとされる。

このような立地のため、香港で行われる様々な国際規模の展示会には、世界各国からサプライヤーが訪れ、毎月活況をみせている。そのため、香港を訪問する人種は多岐に渡り、アフリカ・中央アジア・東アジア・ヨーロッパ・アメリカなど様々な文化や流行が入りやすい。実際、私にも国際色豊かな友人がいるが、香港で偶然知り合い長年の友達になった人ばかりである。

自由貿易港という強み

フリーポートの香港では、一部(酒類やたばこなど)を除く物品の輸出入における関税がかからないというメリットがある。そのため多くのメーカーや卸業がローコストで参入しやすい点が挙げられる。また、中国との実質的なFTAである「香港・中国 経済貿易緊密化協定(CEPA)」では、香港で製造された物品を中国へ輸出する際、免税措置を受けられるということも現在ホットな話題だ。いくつかの条件があるので、詳細は弊社までお問合せを。

上記でお酒について触れたが、とはいえ酒税も諸外国に比べ低く、スーパーなどではビールやワイン、ウイスキーなどが安価に手に入る。コンビニに行くとジュース類よりビールが安く買えるのも香港ならではの特徴と言えるだろう。

次回は香港で法人を作るメリットについてご紹介します。

弊社は香港14年の滞在歴を持つ私(横藤田)と国際的なバックグラウンドと視野を持つスタッフが一団となって、お客様の海外業務をサポート。
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